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中村 正仁 

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  1. 山梨県政の最重要課題

山梨県政の最重要課題は何だと思いますか。

農業の振興

②上記の課題を解決するため、
どのような取り組みを行なっていきますか。

笛吹市は桃、ぶどうを代表とする全国屈指の果樹地帯として、そのブランド力は世界的にも高い評価を得ています。これらを維持、発展させるためには新規就農者の確保、定着を進め、後継者不足など農業が抱える課題を解決させることが必須です。課題解決に向けた具体的な取り組みとして、農地集積、法人化の推進、農林業体験学習プログラムの構築や農福連携の推進、農林業のスマート化、6次産業化の推進などに取り組みます。

2.子どもが育つ環境について

山梨県の公⽴⼩中学校と⾼校で2021度、不登校の⼦どもは1681⼈で、2020年度より258⼈増えており、⼩中学校は調査を開始して以来過去最⾼となりました。また、山梨県は1・2年生に25人学級を導入していますが、保育士の配置は4・5歳は30人に1人と、国の基準に合わせたままです。
 山梨県の子ども達が育つ環境をより良くしていくために、今一番取り組まなければならないことはなんだと思いますか。

自身の子育て経験を通じて実感したのは、子どもの体力の低下やネット依存など子どもたちを取り巻く環境の変化であると感じています。これらの課題解決に向けた取り組みとして学校現場だけではなく、地域や企業、NPO法人などと連携を図り、スポーツや芸術、職業体験など専門的人材を活用した教育プログラムの構築など幼児教育の充実・強化、子育て支援の充実が必須であると考えています。

3.ジェンダー平等について

⼭梨県は「県議会での⼥性議員率全国ワースト1位」であり、「フルタイムの仕事の男⼥賃⾦格差全国40位」、「⼤学進学男⼥格差全国ワースト1位」、「⼭梨県内企業における男性の育児休業取得率4.7%」、男⼥共同参画推進センターの「集約」など、ジェンダー平等が進んでいるとは⾔いがたい状況にあります。

 山梨県でジェンダー平等を進めていく際、何が壁となってこのような状況になっていると思いますか。その壁を壊すために必要なことは何だと思いますか。

 本県の現状は、子育て中の男性の育児参加がまだまだ十分ではないと感じます。私自身、共働きであるため、妻と協力して、子育てや家事、地域活動などに取り組んできました。男性の育児参加に対する企業の理解促進、誰もが利用しやすい病児・病後児保育体制の構築、男性の育児休業取得率向上に向けた取り組みは必須です。女性が活躍できる機会(時間)を確保できるような職場環境の整備、企業理解の促進が必要だと考えています。

4.今の18歳に本を一冊勧めるとしたらどんな本を紹介しますか。理由も含め教えてください。

①本のタイトル:「人間力」で闘う佐久長聖高校駅伝部の強さの理由

②著者:両角速

③出版社:信濃毎日新聞社

④おすすめの理由

競技スポーツとして早い選手を育てる前に、普段の何気ない生活の中で起きる挨拶や靴を並べる行為が如何に競技成績に結び付くかが書かれた書物です。1秒を競う陸上競技(駅伝競走)を私自身も経験する中で、時間に追われ余裕が無い中でも飾り気がなく、強い信念を持った真面目で素朴なたくましい人間になってほしいという願いを若い世代に伝えたいという思いで勧めたい1冊です。

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