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志村 なおき

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  1. 山梨県政の最重要課題

山梨県政の最重要課題は何だと思いますか。

次代に活力と安心をつなぎ、人口減少時代に持続可能な山梨県づくりを進めていくこと

②上記の課題を解決するため、
どのような取り組みを行なっていきますか。

山梨県は2045年に60万人まで人口が減少。

農業や観光、機械電子、医療関連、地場産業など、県民生活を支える仕事と子育て・介護環境を充実・改善し、適正な行財政運営によって未来に希望と安心を持てる県政を目指しています。

①「こどもファースト」で子育てと教育環境の改善充実

②産業振興と県内経済の再生

③女性の活動と多様な生き方を応援

④健康と安心・安全な生活基盤の充実

⑤未来を見据えた行財政運営の提案

⑥議会改革の実践

2.子どもが育つ環境について

山梨県の公⽴⼩中学校と⾼校で2021度、不登校の⼦どもは1681⼈で、2020年度より258⼈増えており、⼩中学校は調査を開始して以来過去最⾼となりました。また、山梨県は1・2年生に25人学級を導入していますが、保育士の配置は4・5歳は30人に1人と、国の基準に合わせたままです。
 山梨県の子ども達が育つ環境をより良くしていくために、今一番取り組まなければならないことはなんだと思いますか。

安心して出産・子育てができる環境を整備すること。

その上で、親や保護者、地域が子どものすこやかな成長を支えていける環境を充実させていくことが重要と考えます。教育面では、子どもの学びの保障を大切にし、居場所づくりへの支援、相談やニーズへの対応の改善を図る必要があります。

増加する不登校やひきこもりなどへの対応も含め、少人数教育にとどまらず、保育や学校における現場の実情に応じた施策を講じていくことが必要です。

3.ジェンダー平等について

⼭梨県は「県議会での⼥性議員率全国ワースト1位」であり、「フルタイムの仕事の男⼥賃⾦格差全国40位」、「⼤学進学男⼥格差全国ワースト1位」、「⼭梨県内企業における男性の育児休業取得率4.7%」、男⼥共同参画推進センターの「集約」など、ジェンダー平等が進んでいるとは⾔いがたい状況にあります。

 山梨県でジェンダー平等を進めていく際、何が壁となってこのような状況になっていると思いますか。その壁を壊すために必要なことは何だと思いますか。

【要約】※ご本人による要約

政策決定の場に女性が少ないことが壁。

「意識としくみの構造改革」が必要です。

90 年代からこのテーマに取り組んでいますが、政策の効果が表れるには時間もかかります。家庭や職場、地域での理解と実践の継続が重要であり、一人ひとりの生き方を尊重することも大切です。

また、リプロダクティブ・ヘルス/ライツについては、日本ではその理解や実践はまだ人口に膾炙するに至っていないため、より一層取り組む必要があると考えます。

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4.今の18歳に本を一冊勧めるとしたらどんな本を紹介しますか。理由も含め教えてください。

①本のタイトル:『山梨県の歴史』(新版:2010 年、初版:1999 年)

②著者:飯田文弥、秋山敬、笹本正治、齋藤康彦

③出版社:山川出版社

④おすすめの理由

18歳に限らず、山梨に来る人住む人すべての県民の皆様におすすめしたい本の一つです。

山梨には、長い歴史と先人の労苦、魅力あふれる地域資源が数多あります。地域活動や社会活動、政治に関心を持つ方々に、山梨の歴史を学んでおくためにも参考になる一冊です。

歴史の勉強のような一冊を紹介しましたが、小説や文学のほか、人生訓や生き方の参考になる本などもぜひ乱読し、ふるさと山梨を愛する気持ちを高めていただければ幸いです。

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