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  • 執筆者の写真ラボ こども未来

magazineP vol.2 WEB版が完成!&山梨の性(人権)教育キーパーソン紹介ロングバージョン

magazineP vol.2 WEB版が完成!

2022年12月25日の発行を目指していましたが、諸事情あり遅れてしまいました。

2023年2月18日の、市川房枝記念会女性と政治センター主催2022連続講座「“政治”を揺り動かす」こどもみらいlabo担当回に間に合わせるため、現在完成している16ページをWEB版としてPDFで読めるようにしました。ぜひご覧ください!【ダウンロードはこちら

残りの4ページを完成させ、3月中には印刷した完成版をお届けしたいと思います。

乞うご期待!


山梨の性(人権)教育キーパーソン紹介ロングバージョン

13ページの「まだまだいるよ!性(人権)教育キーパーソン」に寄せていただいた

メッセージと写真、誌面には収まらなかった分を、こちらでご紹介します!


伏見正江さん(山梨県立大学名誉教授・専門は「女性の健康とジェンダー」・助産師)


女性に寄り添う性教育は「気絶級」のジェンダー不平等社会を転換し、いのちを守る底力


 コロナ禍の今、誰もが安心して暮らせるようにジェンダー役割を問い直し、撤廃するためのまたのない機会、いのちの尊厳・人権を守れる社会への転換は必然です。世界保健機構(WHO)は、性の健康と権利について「性と生殖における健康は基本的な人間の権利である」と定義しています。人間が生まれながらに持っている自由・尊厳・平等に基づく普遍的な人権、性や妊娠・出産を人口政策や宗教、慣習的道徳の枠ではなく、健康の視点から捉え直し女性の人権として保障するジェンダー平等の視点です。性の権利が認識、尊重され、実践できる環境が性の健康を生み出します。

 しかし、健康と人権を蝕む女性への暴力は増加し、恐怖感を抱かせ、支配し、コントロールすることで生涯を通した健康問題への脅威は続いています。性の健康を生み出すために在職中、山梨県立大学ヘルスプロモーションクラブの学生と共に中・高校からの依頼を受けて、自分のからだや人生について充分な情報を得た上で意思決定できるよう、両性の生殖器の構造と機能、安全な性行動の知識、性の多様性、他者の性的自由の尊重、性暴力防止・危機対応など、「包括的性教育」に取り組みました。

 今、持続可能な開発目標(SDGs)はジェンダー平等と女性のエンパワメントの促進強化を挙げています。この機会を逃さずに支えあいのエネルギーで性のヘルスエンパワメントを高めましょう!


髙橋 諒さん(都留文科大学性教育サークルSexology 代表)


性教育サークルSexologyはどのようなサークルなのか、取り組んでいること


1.サークル紹介

(1)コンセプト:山梨に街の保健室を作りたい !

 私たちのサークルは性教育を通じて、社会問題を解決するために、自分の性の悩みを相談でき、性の科学的根拠に基づいた情報にアクセスできる場所である街の保健室の設置を目指している。

 街の保健室とは、フランスやフィンランドなどにある専門家に自分の悩みを相談でき、性について学ぶことができる公的な施設のことである。日本では、東京都内の大学近郊で、開催されているが運営している専門家に性の悩みを相談できるユーステラスがある。

 私たちは、このような国内外の事例を参考にしながら、都留市内に若い世代が性の悩みを安心して専門家に相談できる場所、科学的根拠に基づいた性の情報を提供する施設を作ることによって、相談や包括的性教育を通じて、社会の様々な性の問題を解決していきたいと考えている。


【なぜ、街の保健室なのか?】 _

 私自身が高校時代から性教育の活動をしている中で、若者が性の悩みを抱えているのに、相談できる場所がない、学校教育で包括的な性教育がどうしたら広まるか、地域と連携して、若者の性に関する社会問題を解決したいという問題意識があった。

 時々、性教育の発信をしているTwitterに妊娠相談や性の悩みが届くことがある。誰にも相談できず、見ず知らずの私に相談するしかない子たちも、知識があれば救われたのかもしれないと思うことがある。


(2)サークル紹介

 性教育サークルSexologyセクソロジーでは、山梨に街の保健室を作りたいということを目標に、週に1回の定例会の開催、性教育フリーペーパーのSexology Note・性的同意ワークショップの作成、Twitter・Instagram・YouTubeでの情報発信、学内外へのイベントの参加を行っている。

 週1回の定例会では、今後の活動の相談や各メンバー同士で、性教育やジェンダーについての勉強会を行っている。

 2022年8月には、性教育フリーペーパーのSexology Noteの第1号を発行した。テーマは、性的同意で、紙面誌面では、性的同意の意味や取り方、体の境界線などを紹介し、性的な行為をする際にお互いに円滑なコミュニケーションを取るためにできることを掲載した。このフリーペーパーは、都留文科大学や都留市内の施設で配布を行っており、サークルのHPでも公開している。

 2022年10月の大学の学園祭では、都留文科大学の学生に向けて、性的同意のワークショップとトランスジェンダーのリアルのパネル展、性教育本の展示を行った。

 また、Twitter・Instagramでは、サークルの活動報告を行い、YouTubeでは、性教育やジェンダーをテーマに、サークルのメンバーで情報発信を行っている。

私たちのサークルでは、包括的な性教育を広め、多くの人が科学的根拠に基づいた性教育を学ぶことで、自分自身の適切な行動を選択できる社会を目指し、活動を行っている。


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私たちと性教育やジェンダーについて学びたい、一緒に活動したいと思っているメンバーを募集しています!興味がある方はお気軽にご連絡ください。

【連絡先】

Twitter・Instagram:@peersexual

メールアドレス:sexology.peer.tsuru@gmail.com

※TwitterやInstagramのDMでも受付可能です!




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